Monday, June 13, 2016

エイシンエルヴィンの3着馬、妊娠していた

6月4日、英ダービーの3レース前に行われた英G3プリンセス・エリザベス・ステークスに出走した仏調教馬ロージーコットンは、出走時すでに妊娠しており、アイルランドにある自身が生まれた牧場に帰る途中でエプソムに寄ったとのこと。そのレースがデビューから12戦目にして初のグループ(グレード)レース出走でしたが、見事3着に入りました。

牝馬は強し、母はさらに強し! 

上の東京サラブレッドクラブのコラムを読んで知りました。このコラムに書かれていないこと2点を補足すると、
  • ロージーコットンが受胎しているのはシユーニ(2016年種付け料3万ユーロ)の仔である
  • その英G3の前にフランスで出走したレースの勝ち馬がエイシンエルヴィンである。 

1つ目については、プリンセスエリザベスS の2着馬がシユーニの半妹という偶然もあります。兄弟や叔父叔母甥姪と同じレースで走ることはよくありますが、お腹の仔の父親の兄弟姉妹と走ることはめったに無いのでは?


2つ目。ロージーコットンの前走は5月25日の仏準重賞モントルトゥー賞で(JRA,またはレーシングポスト)、これはエイシンヒカリの帯同馬として渡仏したエイシンエルヴィンが勝ったレースです。たった10日前のことですし、モントルトゥー賞の時点ですでに妊娠していたと考えるのが普通でしょう。


妊娠中の牝馬は多くの場合、競走パフォーマンスが向上すると言われています。 ロージーコットンは、英G3に出走するまでの11戦で準重賞を6戦し【0-0-3-3】だから、妊娠の効果があったのかもしれません。ただし5月と6月に限ると準重賞4戦して【0-0-3-1】ですから、単にこの時期に調子が上がるタイプであった可能性もあります。


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