Monday, December 19, 2011

iMac(2011 Mid)のCPUとGPUベンチマーク紹介(Core i5/i7)

2011年5月3日にアップルが iMac をアップデートしました。全モデルが「Core i」のクアッドコア CPU を搭載しています。というわけでベンチマークサイトから数字を引っ張ってきて旧モデルと比較します。

CPU ベンチマーク比較
ベンチマークスコアは PassMark というよく使われているもの。Windows 機で計測されたスコアですが、CPU 間の相対的な差を測るには十分なはずだから、Mac 版に流用します。

「クロック数」の括弧内はターボブースト使用時の最大動作周波数(単位は GHz)。また「コア数」の括弧内はハイパースレッディングテクノロジー(HTT)を実装している場合の論理スレッド数。

2009Early は 2009年3月、2009Late は 2009年10月、2010Mid は 2010年7月発売のモデルです。価格は各モデル発売当時。ベンチスコアは2011年12月16日時点のもの。
型番プロセッサナンバークロック数コア数2次or3次キャッシュベンチ価格
2009 Early20インチ




MB417J/ACore 2 Duo E81352.66GHz26MB1691¥128,800

24インチ




MB418J/ACore 2 Duo E81352.66GHz26MB1691¥158,800
MB419J/ACore 2 Duo E83352.93GHz26MB1879¥198,800
MB420J/ACore 2 Duo E84353.06GHz26MB2287¥244,800
2009 Late21.5インチ




MB950J/ACore 2 Duo E76003.06GHz23MB2137¥118,800
MC413J/ACore 2 Duo E76003.06GHz23MB2137¥148,800
オプションCore 2 Duo E86003.33GHz26MB2656-

27インチ




MB952J/ACore 2 Duo E76003.06GHz23MB2137¥168,800
オプションCore 2 Duo E86003.33GHz26MB2656-
MB953J/ACore i5-7502.66GHz(3.2)48MB4287¥198,800
オプションCore i7-8602.80GHz(3.46)4(8)8MB5586-
2010 Mid21.5インチ




MC508J/A Core i3-5403.06GHz2(4)4MB2840¥118,800
MC509J/A Core i3-5503.20GHz2(4)4MB3089¥148,800
オプションCore i5-6803.60GHz(3.86)2(4)4MB3506プラス ¥19,530
2010 Mid27インチ




MC510J/A Core i3-5503.20GHz2(4)4MB3089¥168,800
オプションCore i5-6803.60GHz(3.86)2(4)4MB3506プラス ¥19,530
MC511J/A Core i5-7602.80GHz(3.46)48MB4574¥198,800
オプションCore i7-8702.93GHz(3.6)4(8)8MB6108プラス ¥19,530
2011 Mid21.5インチ




MC309J/A Core i5-2400S2.5GHz(3.3)46MB5041¥108,800
MC812J/A Core i5-2500S2.7GHz(3.7)46MB5077¥134,800
オプションCore i7-2600S2.80GHz(3.8)4(8)8MB7445プラス ¥18,690
2011 Mid27インチ




MC813J/A Core i5-2500S2.7GHz(3.7)46MB5077¥154,800
MC814J/A Core i5-24003.1GHz(3.4)46MB6154¥178,800
オプションCore i7-26003.4GHz(3.8)4(8)8MB8965プラス ¥19,000
ちなみに最廉価モデル以外の3機種ではオプションで256GBのSSDを選択(+46,725円)できます。



注目点
Passmark のベンチマークスコアによると、
  • 2009Early の最上位モデル(オプションCPU)のスコアが「2287」であるのに対して、2011 Mid は最廉価モデルでも「5041」と2倍以上、上回っている
  • 2010Mid と 2011Mid それぞれの最廉価モデルを比較すると「2840」と「5041」で、新型が約1.77倍速くなっている
  • 2009Early と 2011Mid それぞれの最上位モデルを比較すると「2287」と「8965」であり、約3.9倍も高速になっている。

これはあくまで特定のベンチマークソフトのスコアですから、数字どおりの性能向上が得られない場合もしばしばあります。特にオプションで選択できる Core i7 のベンチスコアはすごいですが、これはハイパースレッディングが効果的な場合であって、擬似8コアを使いきる使い方をしないなら当然、何の意味も無いのでよく考えましょう。とはいえSandy Bridgeプロセッサに替わったことで、2011 Mid全体ではコストパフォーマンスの極めて高いモデルになったといえるでしょう。


GPUベンチマーク比較

ベンチマークスコアは CPU と同じく PassMark から。やはり Windows マシンで計測されたものですが、問題ないでしょう。ただメモリ搭載量がちょっと不明なため、例えば27インチで選択できるメモリ2GBモデルが1GBモデルとどれぐらい性能が変わるかも不明です。CPUとおなじく2011年12月16日時点のスコアです。
型番GPU搭載メモリ(MB)ベンチ価格
2009 Early20インチ1680×1050

MB417J/AGeForce 9400M256(共有)141-

24インチ1920×1200

MB418J/AGeForce 9400M256(共有)141-
MB419J/AGeForce GT 120256385-
MB420J/AGeForce GT 130512537-
オプションRadeon HD 48505121128-
2009 Late21.5インチ1920×1080

MB950J/AGeForce 9400M256(共有)141-
MC413J/ARadeon HD 4670256760-

27インチ2560×1440

MB952J/ARadeon HD 4670256760-
MB953J/ARadeon HD 48505121333-
2010 Mid21.5インチ1920×1080

MC508J/A Radeon HD 4670256760-
MC509J/A Radeon HD 56705121233-
2010 Mid27インチ2560×1440

MC510J/A Radeon HD 56705121233-
MC511J/A Radeon HD 575010241508-
2011 Mid21.5インチ1920×1080

MC309J/A Radeon HD 6750M5121130¥108,800
MC812J/A Radeon HD 6770M5121409¥134,800
2011 Mid27インチ2560×1440

MC813J/A Radeon HD 6770M5121409¥154,800
MC814J/A Radeon HD 6970M10242630¥178,800
オプション Radeon HD 6970M20482630+¥9,345

CPUほど顕著ではないですが、各モデルともだいたい10から数十パーセントほど性能が向上しています。

2009年の下位機種が搭載する GPU「NVIDIA GeForce 9400M」が、「9400M」と「9400M G」のどちらなのかわからないのですが、上の表では「G」なしの「9400M」のスコアを取りました。そのほうが ITmedia のレビュー記事に掲載されている実機を用いて調べたスコアと矛盾が生じないと考えたためです。ただし「9400M G」だった場合、そのスコアは「320」です。

2010年モデルから最廉価機種もディスクリートGPU「ATI Radeon HD 4670」になりました。これにより「GeForce 9400M」の DirectX が「10.0」であるのに対して、2010年以降のモデルはすべて「10.1」以上になったため、BootCamp で Windows 7 を使用する場合には GPU性能の向上だけでなく、次の利点があります。
Windows 7はDirectX 10世代の旧式のビデオカードでもソフトウェアエミュレーションによって DirectX 10.1世代相当で動作させることが可能です。 しかし、本来ビデオカードが得意とする処理をCPUに肩代わりさせることになるので、CPUに余計な負担を与えます。
Windows 7 で DirectX 11 を体験してみよう!より


Windows 7ではDirect 3D 10.1 APIに実装されている機能を活用することでメモリの利用効率を向上させ,ウィンドウ操作に対するメモリ消費量をWindows Vistaに対して約50%も削減している。(略)これらの仕様は Direct X 10.1が前提となっているものだ。Windows 7の要求仕様としてはDirect X 9となっているが,その場合,エミュレーションによりCPUに負荷がかかるため,パフォーマンスが低下してしまうし,Direct X 10でもGPU仮想化によるマルチタスク処理に未対応である。
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/0ia0/104117/より

上記のような Windows7 の特性により、「GeForce 9400M」搭載機で Windows7 を使用すると、無駄にCPU・メモリが使われると考えられます。2010Mid 以降の iMac は最廉価モデルも DirectX 10.1以上対応GPUになったため、「iMac で動かす Windows7」がより軽くなるだろうと期待できます。



なお、つぎに iMac が大幅に刷新されるとするならインテルの次世代プロセッサ「Ivy Bridge」登場後になる可能性がもっとも高いですが、その登場は2012年第2四半期と予想されています。
Ivy  BridgeプロセッサとSandy Bridgeプロセッサの最も注目すべき違いは、IntelがIvy  Bridgeを22nm(ナノメートル)プロセス技術で製造すること。このため、Ivy Bridgeプロセッサのサイズは、既存の32nmプロセッサよりも30%近く縮小される。
インテルの「Ivy Bridge」、来年第2四半期にCore i5とi7で登場――リーク情報|CPUプラットフォーム|トピックス|Computerworld

とのこと。製造スケールが縮小されることにより、
1)消費電力の低減と
2)プロセッササイズが小さくなった分、CPU能力と、CPU統合グラフィックスの処理能力を強化できる

で、2)についてインテルはCPU能力の向上よりもGPU能力の向上の方により力を入れると考えられています。しかしiMacはCPU統合GPUは利用せず、ディスクリートGPUを搭載しており、次世代モデルもおそらくそうだろうと予想するなら、Ivy  Bridgeプロセッサの2つの利点のうち一つは iMac ではあまり有効で無いので、Apple Store でカスタマイズしないなら次世代モデルを待たずに量販店などで値段の下がった現行モデルを買うのがいいと思います。

Apple Online Store 新しいiMac登場

Wednesday, December 7, 2011

パソコンファームも良いが下取り割引3000円(マウスコンピューター)も良い

BTO可能なパソコンメーカーであるマウスコンピューターが「パソコン下取りキャンペーン icon」(2012年1月31日15時まで)を行っています。新パソコンを購入する場合、古いパソコンを下取りに出すと 3150円を割引してくれて、しかもその旧パソコンの送料はマウスコンピューター負担であり、さらにパソコン本体だけでなくCRTディスプレイ(25kg以下まで)も1台まで無料で引き取ってくれるというキャンペーンです。

以前古いパソコンを捨てたときにパソコンファームを便利に使いましたが(不法投棄など悪い評判も聞かないし)、あれは送料をこちらが負担しないといけません。たとえばパソコン本体と15インチCRTディスプレイの廃棄を考えている場合、CRTディスプレイ梱包後の3辺合計が120cm以内かつ重量15kg以下だとすると、東京からパソコンファーム(埼玉)まで送るのに 1,370円(クロネコヤマト宅急便120サイズ)かかる。パソコン本体が5-10kgぐらいだとして 1,160円(同100サイズ)なので、合わせて2530円です。

マウスコンピューターならこの送料を負担してくれる上に、パソコン価格から3150円を割り引いてくれるので、リサイクル料金が支払済みで無い古いパソコンの場合、合計5680円の得です。新しくパソコンを買うことを同時に考えている人であれば、マウスコンピューターの下取りキャンペーンの方がお得な場合があるでしょう。

割引を使うときの注意点としては、ある程度新しいパソコンの場合は下取りに出すより、中古ショップや家電量販店で売った方が高値で買い取ってくれる可能性があることです。またマウスは低価格機種はもともとそれほど安くないので、その場合も別のメーカーを買って、古いパソコンのリサイクル料金、あるいはパソコンファームへの送料を自分で負担してもまだその方が安いということがありえます。


(表1)価格コムで次の指定条件で検索した結果、マウスの機種が2番目に安かった(送料込みで53,130円)。
  • ディスプレイ:15-16インチ
  • CPU: Core i3 シリーズ
  • メモリ: 4GB
指定条件でメモリを2GBにすれば、3万7000円台も見つかる。Windows 7 だからメモリ4GBは当然ほしい(Amazon で2GBは2000円ほど)、リカバリディスクは自分で作成する必要がある(DVDメディア代1000円ぐらい?)と考えると差額は7000円ぐらいなので、メモリ増設を自分で行う手間賃をどれぐらいと考えるかですが。

表1LuvBook F - マウスコンピューター icon
LB-F301S(ハイスペック構成)
画像icon icon
CPUインテル Core i3-2330M プロセッサー(2.20GHz / 2コア)
メモリ4GB(4GB×1、DDR3)
HDD500GB
GPUインテル HD グラフィックス 3000
ディスプレイ15.6型 (1,366x768)
ワイド光沢液晶(LEDバックライト)
光学ドライブDVDスーパー マルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応)
OSWindows 7 Home Premium 64ビット 正規版
セレクタブルOSメディア付属 icon
価格(税・送料込み)53,130円(49,980+3,150)
実質(下取り・廃棄費用考慮)47,450円(53,130-5,680)
価格・構成は12月7日現在。購入前にはご自分でご確認ください。


(表2)中ー上位機種であれば下取りキャンペーンでぐっと値ごろ感がでてくる。表2は独立GPU"AMD Radeon HD6730M"搭載ノートPC。
表2LuvBook R - マウスコンピューター icon
LB-R404B(エントリー構成)
画像icon icon
CPUインテル Core i3-2310M プロセッサー(2.10GHz / 2コア)
メモリ4GB→今なら8GBへ無償アップグレード
HDD320GB
GPUAMD Radeon HD6730M
インテルHD グラフィックス 3000(切り替え可)
ディスプレイ15.6型 (1,366x768)
ワイド光沢液晶(LEDバックライト)
光学ドライブDVDスーパー マルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応)
OSWindows 7 Home Premium 64ビット 正規版
価格(税・送料込み)56,700円(53,550+3,150)
実質(下取り・廃棄費用考慮)51,020円(56,700-5,680)
価格・構成は12月7日現在。購入前にはご自分でご確認ください。


(表3)表3はマウスコンピューターのゲームPCブランド「G-Tune」のエントリーモデル。なお、「im500BA8-SSD」というモデルは表3の機種の HDD を 60GB SSD に変えただけのモデルのようです。
表3NEXTGEAR-MICRO H61 - G-Tune icon
NEXTGEAR-MICRO im500BA8
画像icon icon
※ディスプレイはオプション
CPUインテル Core i3-2120 プロセッサー(3.30GHz / 2コア)
メモリ4GB(4GB×1)
HDD500GB
GPUNVIDIA GeForce GTX550Ti
ディスプレイオプション
光学ドライブDVDスーパー マルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応)
OSWindows 7 Home Premium 64ビット 正規版
価格(税・送料込み)63,000円(59,850+3,150)
実質(下取り・廃棄費用考慮)57,320円(63,000-5,680)
価格・構成は12月7日現在。購入前にはご自分でご確認ください。


というわけで大掃除の時期でもありますし、「要らないパソコン、どう処分しようかなー」 と考えている人はマウスコンピューターも良いのでは、という提案でした。

Tuesday, October 25, 2011

新型 MacBook Pro のCPUベンチマーク比較(2011年10月発売、Corei5 / Core i7)

2011年10月24日に Apple が MacBook Pro(マックブックプロ)のマイナーチェンジを行いました。モデルによりますが、CPUクロック数がわずかに向上し、HDD容量が増加、または GPU が強化されるなどの変化があり、かつ各モデルとも数千円ほど値下げされました。

というわけでCPU ベンチマーク紹介。

CPUベンチマークスコアはいずれもPassmark というよく使われるベンチマークサイトから引用しました。スコアはこの記事を作成した10月24日時点のものです。Passmark はウインドウズ用ベンチソフトであり、MacBook Pro の実機で計測された物ではないことにご注意ください。また、搭載 CPU の相対的な性能差を知るには十分ですが、使用ソフトによってはベンチスコアに大きな差があっても体感速度に違いが現れない場合も多いです。


「クロック数」の括弧内はターボブースト使用時の最大動作周波数(単位は GHz)。また「コア数」の括弧内はハイパースレッディングテクノロジー(HTT)を実装している場合の論理スレッド数。価格は現行モデル(Late 2011)および1世代前(Early 2011)のみ表記しています。

CPUプロセッサナンバーは推定です。また15インチ下位モデル(MD318J/A)のCPUについては、2670QMなのか2720QM なのか分からなかったので、どちらも掲載しました。MacBook Air(13インチのみ)のベンチもあわせて掲載しています。

型番プロセッサナンバークロック数コア数キャッシュベンチ価格
MacBook Pro2009年6月13インチ



MB990J/ACore 2 Duo P7550
(*1)
2.26GHz23MB(2次)1613-
MB991J/ACore 2 Duo P87002.53GHz23MB(2次)1791-
MacBook Pro2009年6月15インチ



MC118J/ACore 2 Duo P87002.53GHz23MB(2次)1791-
MB985J/ACore 2 Duo P88002.66GHz23MB(2次)1886-
MB986J/ACore 2 Duo T96002.80GHz26MB(2次)2031-
オプションCore 2 Duo T99003.06GHz26MB(2次)2303-
MacBook Pro2009年6月17インチ



MC226J/ACore 2 Duo T96002.80GHz26MB(2次)2031-
オプションCore 2 Duo T99003.06GHz26MB(2次)2303-
MacBook Pro2010年4月13インチ



MC374J/ACore 2 Duo P86002.40GHz23MB(2次)1622-
MC375J/ACore 2 Duo P88002.66GHz23MB(2次)1886-
MacBook Pro2010年4月15インチ



MC371J/ACore i5-520M2.4GHz(2.933)2(4)3MB(3次)2359-
MC372J/ACore i5-540M2.53GHz(3.066)2(4)3MB(3次)2466-
MC373J/ACore i7-620M2.66GHz(3.333)2(4)4MB(3次)2797
MC373J/ACore i7-640M2.80GHz(3.46)2(4)4MB(3次)2947-
MacBook Pro2010年4月17インチ



MC024J/ACore i5-540M2.53GHz(3.066)2(4)3MB(3次)2466-
オプションCore i7-620M2.66GHz(3.333)2(4)4MB(3次)2797-
オプションCore i7-640M2.80GHz(3.46)2(4)4MB(3次)2947-
MacBook Pro2011年2月13インチ



MC700J/ACore i5-2410M2.3GHz(2.9)2(4)3MB(3次)3357¥108,800
MC724J/ACore i7-2620M2.7GHz(3.4)2(4)4MB(3次)3941¥134,800
MacBook Pro2011年2月15インチ



MC721J/ACore i7-2635QM2.0GHz(2.9)4(8)6MB(3次)6332¥158,800
MC723J/ACore i7-2720QM2.2GHz(3.3)4(8)6MB(3次)7099¥189,800
オプションCore i7-2820QM2.3GHz(3.4)4(8)8MB(3次)7406+¥22,845
MacBook Pro2011年2月17インチ



MC725J/ACore i7-2720QM2.2GHz(3.3)4(8)6MB(3次)7099¥214,800
オプションCore i7-2820QM2.3GHz(3.4)4(8)8MB(3次)7406+¥22,980
MacBook Pro2011年10月13インチ



MD313J/ACore i5-2430M 2.4GHz(3.0)2(4)3MB(3次)3402¥102,800
MD314J/ACore i7-2640M2.8GHz(3.5)2(4)4MB(3次)4158¥128,800
MacBook Pro2011年10月15インチ



MD318J/ACore i7-2670QM2.2GHz(3.1)4(8)6MB(3次)6931¥154,800
MD318J/ACore i7-2720QM2.2GHz(3.3)4(8)6MB(3次)7099 ¥154,800
MD322J/ACore i7-2760QM2.4GHz(3.5)4(8)6MB(3次)7796¥184,800
オプションCore i7-2860QM2.5GHz(3.6)4(8)8MB(3次)8170+¥21,098
MacBook Pro2011年10月17インチ



MD311J/ACore i7-2760QM2.4GHz(3.5)4(8)6MB(3次)7796¥208,800
オプションCore i7-2860QM2.5GHz(3.6)4(8)8MB(3次)8170+¥21,548
MacBook Air2010年10月13インチ



MC503J/ACore 2 Duo SL94001.86GHz26MB(2次)1269-
MC504J/ACore 2 Duo SL94001.86GHz26MB(2次)1269-
オプションCore 2 Duo SL96002.13GHz26MB(2次)1501-
MacBook Air2010年10月13インチ



MC965J/ACore i5-2557M1.7GHz(2.7)2(4)3MB(3次)2487¥110,800
MC966J/ACore i5-2557M1.7GHz(2.7)2(4)3MB(3次)2487¥138,800
オプションCore i7-2677M1.8GHz(2.9)2(4)4MB(2次)3161+¥9,001


*1 スペック的には P8400 と同じですが、iFixit のバラシ記事のCPU 実物画像に P7550 と表記されているので、P7550 としておきます。ただ、出荷時期によっては P8400 の場合もあるかもしれません。


過去モデルとの比較
MacBook Pro は2011年2月モデル(Early 2011)から SandyBridge 世代のインテルCPU を搭載し、大幅に性能が向上しました。具体的には2011年2月モデルと2010年4月(Early 2010)モデルそれぞれの最廉価版を比べると、新しい方がCPUベンチスコアが倍になりました。また2011年2月モデルの最廉価版(13インチ)のCPUベンチスコアは、2010年4月モデル17インチ最上位(オプションCPU)のそれを上回っています。

今回の2011年10月モデルはそこから10%ほどクロック数の大きいCPUに変更され、クロック数とほぼ同じ約10%だけCPUベンチスコアが上昇しました。前モデルであったほど大きな変化はありませんが、順当に進化しました。

15インチの最廉価版を比較すると、09年6月モデル(Mid 2009) との比較で3.8倍(6931/1791)、2010年4月モデルとの比較でも2.9倍(6931 / 2359)になっています。

17インチの最廉価版を比較すると、09年6月モデルとの比較で3.8倍(7796 / 2031)、2010年4月モデルとの比較で3.2倍(7796 / 2466)です。

また、15,17インチでオプション選択できる最上位CPUでは、09年6月モデルとの比較で3.5倍(8170/2303)、2010年4月モデルとの比較で2.8倍(8170/2947)です。

15,17インチは2010年4月モデルまでデュアルコア、2011年2月モデルからクアッドコアになったことが性能向上の大きな要因のひとつだと思いますので、 クアッドを使い切る使用方法や環境(ソフトの対応具合など)の人であれば特に、顕著な変化を感じられるでしょう。もちろんコアひとつあたりの性能も大幅に向上しているため、それ以外の人でも新型の恩恵は受けられるはずです。


13インチについては、MacBook Air 13インチのディスプレイ解像度が「1,440 x 900」と、Pro 13インチの「1,280 x 800」より高いことに注意してください。Air のほうがCPUは遅く、価格も高いですが、画面解像度に加えて、高速なSSD(その代わり記憶容量は小さい)と本体重量の軽さは魅力的です。

以上、間違いのないように注意しましたが、念のため、購入時にはご自身でご確認ください。

MacBook ProのカスタマイズはApple Storeだけ。

Monday, July 4, 2011

Google のリアルタイム検索がなくなったので、ツイッター検索公式プラグインを入れた

Google のリアルタイム検索が使えなくなっていますね。「Google には珍しく不調なのかなー」と思っていたら、「404 Not Found」になっている(A!@attripさん)ということで、もしかすると機能が削除されたのかもしれません。

Googleリアルタイム検索の代わりとしては、Yahoo!検索(リアルタイム)や、NAVERリアルタイム検索がありますが、どちらも Googleリアルタイム検索のように時間ごとのツイート数を表すグラフはないようです。また、Google 検索結果からついでにリアルタイムを調べるということも多いのだけど、Yahoo!や NAVERだといちいち移動しないといけないので、それも不便です。


ということで使うことにしたのが、Twitter が配布している検索プラグイン。

http://search.twitter.com/

このページ下部にある「Install Search Plugin」をクリックするとブラウザにインストールされます。プラグインを入れておけば、ブラウザの検索窓から検索できるので Yahoo!や NAVER に移動する手間だけは省けます。Googleリアルタイム検索の完全な代わりにはならないですが、次善というか現時点での最善手ということで。

Thursday, April 28, 2011

2011年2月モデル MacBook Pro の CPU ベンチマーク

MacBook Pro 2011年2月モデル(Early 2011)の CPU ベンチマークを、先代(2010年4月、Mid 2010)および先々代の(2009年6月、Mid 2009)モデルのそれとあわせて紹介します。買い替えのご参考にどうぞ。追記:最新2011年10月モデルの CPU ベンチマークはこちらで紹介しています。

MacBook Pro 13インチのパフォーマンス、2010年4月モデルと2011年2月モデルの比較
MacBook Pro 15インチのパフォーマンス、2010年4月モデル(デュアルコアCore i7 2.66GHz、4GBメモリ)と2011年2月モデル(クアッドコア Core i7 2.2GHz、4GBメモリ)の比較、アップルのサイトから

ベンチマークスコアはいずれもPassmark というよく使われるベンチマークサイトから引用しました。スコアはこの記事を作成した4月27日時点のものです。Passmark はウインドウズ用ベンチソフトであり、MacBook Pro の実機で計測された物ではないことにご注意ください。また、搭載 CPU の相対的な性能差を知るには十分ですが、使用ソフトによってはベンチスコアに大きな差があっても体感速度に違いが現れない場合も多いです。


「クロック数」の括弧内はターボブースト使用時の最大動作周波数(単位は GHz)。また「コア数」の括弧内はハイパースレッディングテクノロジー(HTT)を実装している場合の論理スレッド数。価格は現行モデルのみ表記しています。

型番プロセッサナンバークロック数コア数キャッシュベンチ価格
MacBook Pro2009年6月13インチ
MB990J/ACore 2 Duo P7550(*1)2.26GHz23MB(2次)1627-
MB991J/ACore 2 Duo P87002.53GHz23MB(2次)1794-
MacBook Pro2009年6月15インチ
MC118J/ACore 2 Duo P87002.53GHz23MB(2次)1794-
MB985J/ACore 2 Duo P88002.66GHz23MB(2次)1877-
MB986J/ACore 2 Duo T96002.80GHz26MB(2次)2030-
同上オプションCore 2 Duo T99003.06GHz26MB(2次)2309-
MacBook Pro2009年6月17インチ
MC226J/ACore 2 Duo T96002.80GHz26MB(2次)2030-
同上オプションCore 2 Duo T99003.06GHz26MB(2次)2309-
MacBook Pro2010年4月13インチ
MC374J/ACore 2 Duo P86002.40GHz23MB(2次)1618-
MC375J/ACore 2 Duo P88002.66GHz23MB(2次)1877-
MacBook Pro2010年4月15インチ
MC371J/ACore i5-520M2.4GHz(2.933)2(4)3MB(3次)2356-
MC372J/ACore i5-540M2.53GHz(3.066)2(4)3MB(3次)2487-
MC373J/ACore i7-620M2.66GHz(3.333)2(4)4MB(3次)2784
MC373J/ACore i7-640M2.80GHz(3.46)2(4)4MB(3次)2803-
MacBook Pro2010年4月17インチ
MC024J/ACore i5-540M2.53GHz(3.066)2(4)3MB(3次)2487-
同上オプションCore i7-620M2.66GHz(3.333)2(4)4MB(3次)2784-
同上オプションCore i7-640M2.80GHz(3.46)2(4)4MB(3次)2803-
MacBook Air2010年10月13インチ
MC503J/ACore 2 Duo SL94001.86GHz26MB(2次)1241¥118,800
MC504J/ACore 2 Duo SL94001.86GHz26MB(2次)1241¥148,800
同上オプションCore 2 Duo SL96002.13GHz26MB(2次)1510¥158,160
MacBook Pro2011年2月13インチ
MC700J/ACore i5-2410M2.3GHz2(4)3MB(3次)3316¥108,800
MC724J/ACore i7-2620M2.7GHz2(4)4MB(3次)3318¥134,800
MacBook Pro2011年2月15インチ
MC721J/ACore i7-2635QM2.0GHz4(8)6MB(3次)6798¥158,800
MC723J/ACore i7-2720QM2.2GHz4(8)6MB(3次)7388¥189,800
同上オプションCore i7-2820QM2.3GHz4(8)8MB(3次)7655+¥22,845
MacBook Pro2011年2月17インチ
MC725J/ACore i7-2720QM2.2GHz4(8)6MB(3次)7388¥214,800
同上オプションCore i7-2820QM2.3GHz4(8)8MB(3次)7655+¥22,980

CPUプロセッサナンバーは推定です。

*1 スペック的には P8400 と同じですが、iFixit のバラシ記事のCPU 実物画像に P7550 と表記されているので、P7550 としておきます。ただ、出荷時期によっては P8400 の場合もあるかもしれません。


13インチ MacBook Pro の比較
2009年モデルと2010年モデルとの比較では、CPU のクロック数がわずかにアップしただけなので、ほぼ変わらず(ただしGPU は性能がほぼ倍のGeForce 9400M から 320M に変わっていました)。

一方2011年モデルでは、SandyBridge 世代に代わりベンチマークスコアはほぼ倍増しました。CPUパワーを必要とする人は中古モデルを売ってしまって買い替えを検討した方が良いでしょう。

ただし2011年モデル13インチは GPU が GeForce 320MからインテルのCPU内蔵GPUのみに変更されたことで、ゲーム等の3D性能は下がっているので、3Dゲームや3Dモデリングソフトを利用する場合は2010年モデルか2011年の15インチ以上がオススメです。また、オフィス用途がメインの人は、買い替えより旧機種をSSDに交換する方が、または MacBook Air の方が体感速度の向上が見込める可能性が高いかもしれないことに注意してください。


ところで 2011年モデルの13インチでは i5 と i7 が用意されており、i7 クロック数が 17% 上回っている分の差が合っても良さそうですが、PassMarkサイト上のスコアではこの通り違いがありません。クロック数以外の両CPUの違いはというと、i5-2410M は i7-2620M が備えているセキュリティー機能である AES-NI および TXT(トラステッド・エクゼキューション・テクノロジー)を備えていません。TXT はほとんどの人には関係ないでしょう。AES-NI が必要かどうかは次のリンクに記載されているソフトウェアを利用(多用)するかどうかで判断してください。ほとんどの人は i5 で十分そうですけどね。

AES-NI(AES-NIをサポートするソフトウェア)- Wikipedia


15インチの比較
2009年と2010年の比較すると"Core 2 Duo"シリーズから"Core i"シリーズに変わったことで 30~40%弱向上し、MacBook Pro シリーズで最も大きく変わっていた15インチですが、2011年は2010年と比べてもベンチスコアが2倍を大きく超えるというものすごい進化を遂げています。ちなみに2009年モデルに比べると約3.8倍のベンチスコアです。おもに CPU が2コアから4コア8スレッドのものに変更された事が大きく効いているのでしょう。

ASCII.jp:4コアCore i7が速い! 15インチMacBook Proレビュー|Sandy Bridgeなら新MacBook Proを買え!

上のリンクも参考にして欲しいのですが、動画エンコードや Photoshop などで4コアが顕著に有効であることが分かります。ただし、やはりオフィス用途、インターネット閲覧、メールチェックがメインであれば、CPU性能の向上はほとんど意味が無く、(HDD と比べて記憶容量が少なくても問題ない場合には)CPU が良い上位機種より最廉価機種を SSD に変更するほうが体感速度向上に有利でしょう。


17インチの比較
2009年と比べると2010年は20%ほどの向上でしたが、2011年は2010年に比べて2倍以上の向上です。CPUが15インチと共通なので当たり前ですが。ちなみに15インチ上位機種と17インチはGPU・HDD容量も共通で、異なる点は液晶の大きさ・解像度のほかに外部出力端子数です。

液晶に関して言えば、今は23インチが1万6000円で買える時代ですから、持ち運ばないのであれば、17インチを買うより15インチにこういったディスプレイを外付けしたほうが良いかもしれません。一方、17インチのみ 1,920x1,200ピクセルであり、15インチはオプションで1,680x1,050ピクセルを選択可能なだけです。持ち運んで仕事をする人は17インチも選択候補に入るでしょう。



2010年4月モデル(NVIDIA GeForce GT 330M、17インチはデュアルコア Core i5 2.53GHz、15インチはデュアルコア Core i7 2.66GHz)と2011年2月モデル(AMD Radeon HD 6750M、17インチはクアッドコア Core i7 2.2GHz、15インチはクアッドコア Core i7 2.2GHz)


というわけで、2009年、2010年、2011年モデルの CPU ベンチマークスコア比較でした。価格等ミスが無いように気をつけましたが、購入前にはご自分でよく確認してください。

新しいMacBook Pro。最新鋭のプロセッサとグラフィックス。
MacBook Air 88,800円〜

Saturday, March 26, 2011

"MacBook Pro 13インチ"(2011年2月モデル) の GPU ベンチマーク紹介

2011年2月26日にアップルが発売した新型"MacBook Pro" 13インチモデルの GPU、"Intel HD Graphics 3000" のベンチマークスコアについて、すこし気になることがあるので紹介しておきます。基本的に今回発表された新型"MacBook Pro"が1年前のモデルを圧倒的に上回るのはアップルの発表とおり(下図)ですが、ただし、3Dゲームを遊ぶ方は前モデルのほうが新モデルより良くゲームを動かせる可能性が高いと確認されており要注意です。

MacBook Pro 13インチのパフォーマンス、2010年4月モデルと2011年2月モデルの比較
MacBook Pro 13インチのパフォーマンス、2010年4月モデル(Core 2 Duo 2.66GHz、4GBメモリ)と2011年2月モデル(Core i7 デュアルコア2.7GHz、4GBメモリ)の比較

ツイッターや2チャンネルで、notebookcheck.net 掲載のベンチマークスコアを引用して新型"MacBook Pro" 13インチのGPU"HD Graphics 3000"が旧型の GPU"NVidia GeForce 320M"を上回る、と比較する記述を見かけました。確かに掲載スコアではそのとおりなのですが、しかし"MacBook Pro"に適用するのは適切ではないです。

NVIDIA GeForce 320M - notebookcheck.net
Intel HD Graphics 3000 - notebookcheck.net


"Intel HD Graphics 3000" の仕様について
"Intel HD Graphics 3000"はインテルの最新世代CPU、SandyBridge に統合されているGPUです。ただし同じ"HD Graphics 3000"でも、CPU が違えば"HD Graphics 3000"のクロック数や利用可能な2次キャッシュ数が異なるため、ベンチマークスコアを利用するにはこの辺を詳しく見る必要があります。

【元麻布春男の週刊PCホットライン】ついに登場したSandy Bridgeのラインアップ
最新Intelプロセッサ「第2世代Core iシリーズ」は何が変わった? - @IT
↑SandyBridge CPU のコア数、クロック数などの一覧が掲載されている。

Sandy Bridgeでは,リングバス上に共有LLCが配置され,CPUコアからL3キャッシュ,GPUコアからはL2キャッシュとして使われる。例えば i7-2600Kの場合,LLCの容量は8MBあるので,GPUコアからすると,8MBのうち,CPUでL3キャッシュとして使う分を除いた分を,GPU コア用L2キャッシュとして利用できるわけである。
4Gamer.net - Sandy Bridgeのグラフィックス機能「HD Graphics 3000&2000」レビュー。Intel製GPUコアのイメージを覆す存在に

一方、MacBook Pro 13インチのCPUの場合は次の表の通りで、クロック数が低く、2次キャッシュも少ないことが分かります。
CPUGPUコアクロックCPU 3次キャッシュ
GPU 2次キャッシュ
Core i5-2410M(標準)650MHz/1200MHz3MB
Core i7-2620M(アップグレード)650MHz/1300MHz4MB
Core i7-2600K(参考)最大1350MHz8MB

Core i7-2600K(参考)はデスクトップ向けCPUで、MacBook Pro ではもちろん選択できません。



ベンチマークスコアを詳しく見る
Notebookcheck.net 掲載のベンチマークから、主なものを抜き出して書き写します。
GeForce 320MHD Graphics 3000
3DMark 057168.37823.3
3DMark 064346.54465
PCMark Vantage(*1)38165384
Cinebench R10(*2)3015.35763.4
スコアは複数機種で測定された平均値(2011年3月24日現在)
GeForce 320M(MacBook Pro 13インチ2010年モデル搭載GPU)
HD Graphics 3000(同2011年モデル搭載GPU)
(*1 Gaming Score 1024x768、*2 Shading 32Bit)

上の表のようにベンチマークスコアを一見すると、"HD Graphics 3000"はベンチ種類によっては"GeForce 320M"を10-90%ほど上回るように見えます。ところで、Notebookcheck.net のベンチマークはどのような構成の機種で計測されたものかも掲載されており、これをみると MacBook 搭載のものより高スペックの CPU 、例えばデスクトップ向け CPU である "Core i7-2600K"や"i5-2500K"で計測されたスコアも含まれています。

上で述べたように"HD 3000"はCPUによってクロック数や2次キャッシュ数が異なっており、つまり MacBook の HD 3000 より高クロック、より多くの2次キャッシュが利用可能な環境で計測されたスコアが含まれており、これが平均スコアを押し上げていることが読み取れます。

一方で MacBook で計測されたスコアもあるので、これのみ抜き出して書き写します。

3DMark 053DMark 06PCMark VantageCinebench R10
GeForce 320M
MacBook Air 11インチ
Core 2 Duo SU9400
2GB メモリ 2010年10月
64833824 - 2172
MacBook(13インチ)
Core 2 Duo P8600
2GB 2010年05月
7262423729713477
MacBook Pro 13インチ
Core 2 Duo P8800
4GB 2010年04月
7453433530933361
Macbook Air 13インチ
Core 2 Duo SL9400
2GB 2010年10月
7475422253843051
Intel HD Graphics 3000
Macbook Pro 13インチ
Core i7-2620M
4GB 2011年02月
6953379040123880
ドライバーバージョン
MacBook Air は2機種とも 257.46、MacBook(P8600)は 196.82、MacBook Pro(P8800)は不明。
MacBook は Core 2 DUo P8400 標準搭載で P8600 は選択できないはずなので、CPUか機種名に誤りがあると考えられますが、大差ないのでここは無視します。

メモリ搭載量やドライバーのバージョンも違っていますが、不具合でもない限りドライバーの更新をする人は多くないと思うのでここでは気にしないことにします。


両GPUの性能差はひとつ上の表では 4種ベンチマークとも GeForce 320M ≦ HD Graphics 3000でしたが、MacBook シリーズの数値だけを抜き出すと、GeForce 320M と HD Graphics 3000 はベンチマークの種類によってスコアの差があるものの、全体的にほぼ互角と言って良い結果です。

またGPUベンチマークといってもいくらかはCPUやメモリ搭載量の影響を受けるのがふつうで、新型MacBook Pro はCPUが圧倒的によくなっていることを加味すると、実質的には GeForce 320M ≧ HD Graphics 3000 なのでしょう。


ゲーム関連ベンチマーク
notebookcheck.net に掲載されているゲームベンチのスコアも抜き出して表にしました。数値は fps 数で、数値が大きいほど滑らかにゲームが動きます。ゲームですから GPU そのものの性能だけでなく CPU、メモリ等の影響も大きいですが、明らかにGeForce 320M ≧ HD Graphics 3000(旧モデル≧新モデル)であり、新"MacBook Pro"13インチモデルは現行"MacBook Air"にも負けることが多いことが分かります。

Call of Duty:
Black Ops

Low
同左 MedFIFA 11
Med
同左 High同左 Ultra
GeForce 320M
MacBook Pro 13インチ
Core 2 Duo P8600 2.4GHz
GeForce 320M(196.82)
4096MB RAM 2010年04月
4128-5628
MacBook Air 11インチ
Core 2 Duo SU9400 1.4GHz
GeForce 320M(257.46)
2048MB RAM 2010年10月
--575026
Macbook Air 13インチ
Core 2 Duo SL9400 1.9GHz
GeForce 320M(257.46)
2048MB RAM 2010年10月
--756433
Intel HD Graphics 3000
Macbook Pro 13インチ
Core i7 2620M 2.7GHz
HD Graphics 3000(8.15.10.2246)
4096MB RAM 2011年02月
2516633221


Battlefield:
Bad Company 2

Low
同左 MedResident Evil 5
Low
同左 High
GeForce 320M
MacBook Pro 13インチ
Core 2 Duo P8600 2.4GHz
GeForce 320M(196.82)
2048MB RAM 2010年04月
362144.821.7
MacBook Air 11インチ
Core 2 Duo SU9400 1.4GHz
GeForce 320M(257.46)
2048MB RAM 2010年10月
332127.520
Macbook Air 13インチ
Core 2 Duo SL9400 1.9GHz
GeForce 320M(257.46)
2048MB RAM 2010年10月
38223822.3
Intel HD Graphics 3000
Macbook Pro 13インチ
Core i7 2620M 2.7GHz
HD Graphics 3000
(8.15.10.2246)
4096MB RAM 2011年02月
281848.714.7


というわけでまとめると、
  • GPU の性能だけ考えると、新型 MacBook Proが搭載する"HD Graphics 3000"は、旧型が搭載していた"GeForce 320M"とほぼ互角か、下回る
  • GPU を多用する3Dゲームを利用するなら、"GeForce 320M"搭載の旧型が新型を上回る
ということです。



ただこれは13インチのGPUだけについての話であり、新型13インチはCPU性能の向上が顕著で(ゲーム以外の)ほとんどアプリケーションで高速になっていることが明らかです。CPU を多用する処理(画像や動画編集など)を行う人は新型を、3Dゲームがメインの人は旧型のほうをオススメします。

新しいMacBook Pro。最新鋭のプロセッサとグラフィックス。

Thursday, January 6, 2011

【改訂】FF14 が遊べる高スペック・低価格パソコン

HP(ヒューレット・パッカード)の価格コム限定パッケージに「AMD 6コアCPU + メモリ4GB + ATI Radeon HD 5770(1GB)」が 6万8250円、「AMD 6コアCPU + メモリ4GB + Nvidia GeForce GTX 460(1GB)」が 7万6650円という激安機種が用意されています。他にドスパラでは「インテル Core i7-870 + メモリ4GB + NVIDIA GeForce GTX570(1280MB)」の構成で 109,980円という「限定特価」品が販売されています(価格は消費税・送料込み、1月6日時点)。人気の?オンラインゲーム「FF14」など PCゲーム目的で、高性能グラフィックカードを搭載する比較的安めのパソコンを探している人にぴったりなパッケージでしょう。

HP ヒューレット・パッカード
Pavilion Desktop PC HPE-360jp/CT 価格.com限定 AMD 6コアCPU搭載モデル

-標準構成
CPUPhenom II X6 1045T(2.7GHz)
メモリ4GB(2×2GB、DDR3、1,333MHz)
HDD500GB(SATA、7,200rpm)
GPURadeon HD 4250(チップセット内蔵)
ディスプレイなし
OSWindows 7 Home Premium(64bit)
(税・送料込み)¥ 48,300
この構成から GPU は BTOで変更可能で、AMD Radeon HD 5770 であれば、+19,950円で計6万8250円、GeForce GTX 460は +28,350円で計7万6650円です。
(価格、構成は 2011年1月6日現在)

この機種は「価格.com限定モデル」で、価格.com のこのページ内にある「メーカー製品情報ページへ」または「メーカー直販サイトへ」のリンクをたどった場合のみ購入できます。(現在、「価格情報の登録がありません」と赤字で記載してありますが、購入ページに行けます。)


3分でわかる FFXIVベンチマークまとめ|価格比較サイト[coneco.net]コネコネットによると、
FF14 ベンチHighLow最大消費電力(High)最大消費電力(Low)
Radeon HD 5770(1024MB)24704370260W258W
GeForce GTX 460(1024MB)24814206304W303W
上記ベンチマークスコアおよび消費電力は CPU に AMD Phenom II X6 1090T Black Edition(3.2GHz)を搭載するマシンで計測されたものです。FF14 は4コア、6コアCPU であれば、CPU 使用率が大きく余るといわれているので 価格.com 限定パッケージの 1045T でも同じぐらいのパフォーマンスは発揮してくれるでしょう(Low は CPU 依存と言われているので、クロック分は低いスコアになりそうですが)。

また、価格.com 限定 HPE-360jp/CT は460Wの電源搭載。PCゲームを遊ぶには十分な性能の HPE-360jp ですが「ゲーマー向けPC」とうたわれているわけではないので、電源容量は控えめです。ただし、ベンチ実行時には最大で電源容量の 66%(=304/460)だからちょうど良いくらいでしょうか。



「Core 2 Duo + Radeon HD 5770」機でのプレイ動画を次のブログ記事が掲載していますので参考にどうぞ。

Core2DuoとRadeonHD5770でFF14 | ようはひだまり ~PanDeNuhn Vanni ff14



この機種では Radeon HD 5770 選択時に比べて GeForce GTX 460 選択だと 8,400円高いです。消費電力は上記ベンチ計測にあるように 5770 のほうが低い事は明らかです。一方で、(ベンチマークではなく)実際にゲームをプレイして比較した感想として「Radeon より GeForce のほうが体感は上だ」という感想を持っている人も多いです。
AKIBA PC Hot Line! Junk Blog: FF14をGeForceとRadeonで遊び比べてみた
(FF14 ベンチでは 5770より高いスコアを出す Radeon HD 5850 を GeForce GTX 460 と比べて)フレームレートの最大値はGeForce GTX 460 + GeForce ドライバ260.63(Beta版)より出ているものの、データロードが要因と思われる引っ掛かりはGeForce GTX 460を使った時よりも大きく、トータル的な体感ではGeForce GTX 460の方が快適な感じ。
MonteroBOX360 : GTX460 vs HD5870
HD5870で今までやっていたんですが、GTX460が安かったんでためしに換装してみた。(略) どうもGTX460でFF14動かしたところ、差がわかりません。動作は1080pでどちらも動かしていたんですが、なんかGTX460のが安定してる気がします。

なので、できるだけ安い機種がほしい方は 5770を選択、すこし高価でもいいからよりスムーズにゲームを遊びたいという方は GTX 460を、という選び方がおすすめです。




もっと高くてもいいから、より高性能なゲームPCがほしい、という方には次のような機種もあります。GTX570 の性能は GTX480 と比較しても優劣つけ難い面もあるという話だし、電源がHP機種よりもさらに良さそうだから、長時間ゲームする人はこちらのほうが合うかもしれない。
-Prime Galleria XF(プライム ガレリア XF) - ドスパラPrime Galleria XF(プライム ガレリア XF)特価 三菱23インチ液晶セットモデル - ドスパラ
画像
CPUインテル Core i7 870 (クアッドコア/定格2.93GHz/TB時最大3.60GHz/L3キャッシュ8MB/HT対応)同左
メモリ4GB(2×2GB、DDR3)同左
HDD1.5TB(SATA 3.0Gb/s 接続)同左
GPUNVIDIA GeForce GTX570 (1280MB、2スロット使用、DVI×2,MiniHDMI×1)同左
ディスプレイなし三菱電機(ディスプレイ) 23型ワイド液晶ディスプレイ(ノングレア) フルHD対応/ブラック RDT232WLM(BK)
電源750W 80PLUS同左
OSWindows 7 Home Premium(64bit)(ディスク付属)同左
(税・送料込み)¥ 109,980円129,880円
(価格、構成は 2011年1月6日現在、どちらも「限定特価」なので、購入はお早めに。)


次の2機種のうち左の機種はドスパラではなく G-Tune(マウスコンピューターのゲームPCブランド)の GeForce GTX580 搭載機です。右はドスパラのGTX580搭載機です。
-NEXTGEAR i300GA6-SP | G-Tune -ハイエンド ゲームPCブランド-iconPrime Galleria XG(プライム ガレリア XG)- ドスパラ
商品画像iconicon
CPUインテル Core i7 870 (クアッドコア/定格2.93GHz/TB時最大3.60GHz/L3キャッシュ8MB/HT対応)同左
メモリ4GB(2×2GB、DDR3)同左
HDD1TB(SerialATA II、7200rpm)1.5TB(SATA 3.0Gb/s 接続)
GPUNVIDIA GeForce GTX580 (1536MB、DVI-I×2、DVI-HDMI変換コネクタ付属)NVIDIA GeForce GTX580 (1536MB、DVI-I×2、MiniHDMI×1、2画面出力対応)
電源850W(80PLUS)750W(80PLUS)静音電源
ディスプレイなしなし
OSWindows 7 Home Premium(64bit)Windows 7 Home Premium(32bit) 追加費用無しで64bit版に変更可能
(税・送料込み)133,140円134,980円
(価格、構成は 2011年1月6日現在)

記載内容については間違いがないよう気を付けましたが、購入時には各サイトをよくお読みになって構成・価格を確認してください。