Monday, October 25, 2010

Adobe Flash Player アップデートの注意点

Adobe Flash Player の自動アップデートを便利に使っていたのに、何度もインストールせずに終わらせていたことに最近気づいたので注意点をシェアしておきます。

自動アップデートを促すウインドウの指示に従ってダウンロードをし、次の画面になったら、「使用許諾契約の条件を読み、同意しました。」の左にあるチェックボックスにチェックを入れると、右下の「インストール」ボタンが有効になるので、これを選択してインストールを完了しましょう。

アドビフラッシュプレイヤーの自動アップデート画面
3行目の「チェック」をつけないと「インストール」出来ない

私はこの自動アップデート機能が提供されるようになってからずっと、チェックをいれずに左下の「終了」ボタンを押していたので、更新ファイルをダウンロードしておきながらインストールしていなかったようです。

この画面がもし「インストールせずに終了」となっていたら、チェックを入れないといけないことにすぐに気づいていたと思うのですが。確か手動のアップデートでも同じようにチェックを入れないとだめだったような気がするので、Adobe さんにはぜひ修正して欲しい。


ちなみに、Adobe Flash Player のバージョン確認ページはこちら。
http://www.adobe.com/jp/software/flash/about/

ページ中央右よりの「Version Information」に表示されているバージョン番号と、その下の表にあるバージョン番号が合致していれば最新版 Flash がインストールされています。番号が一致していない場合は文中のリンクか、こちらのページから最新版をインストールしましょう。

Friday, October 22, 2010

2010年10月型 MacBook Air のCPU、GPUベンチマーク


MacBook Air - アップルストア

2010年10月発売"MacBook Air"11インチモデルの CPU は、先代の13インチモデルの低電圧版"Core 2 Duo SL9400"と違って超低電圧版"SU9400"を搭載しているため、ベンチマークスコアによると能力がかなり控えめになっている可能性があるので、CPU パワーを多く必要とする使い方をする人が最新"MacBook Air"をメインマシンとして購入するのはまったく推奨できません。13インチモデルのCPUは先代と同じですが、それでも"MacBook"や"MacBook Pro"より性能が低いことに注意が必要です。

一方で、GPU 能力はかなり向上し、"MacBook"や"MacBook Pro"と同じものを搭載しました。また HDDの代わりに SSD が標準搭載されたため、OS やアプリケーションの起動もかなり速くなり、先代の HDD 搭載モデルと比べて体感速度の向上は目覚しいものになっていそうです。


CPU ベンチマーク
ベンチスコアはいずれもPassmark というよく使われるベンチマークサイトから引用しました。Passmark はウインドウズ用ベンチソフトですが、CPU 能力を相対的に把握するするには十分です。スコアは10月21日時点のもの。

型番プロセッサナンバークロック数コア数キャッシュベンチ価格
MacBook Air2010年10月発売11インチ
MC505J/ACore 2 Duo SU94001.40GHz23MB(2次)967¥88,800
MC506J/ACore 2 Duo SU94001.40GHz23MB(2次)967¥108,800
同上オプションCore 2 Duo SU96001.60GHz23MB(2次)1129¥118,565
MacBook Air2010年10月発売13インチ
MC503J/ACore 2 Duo SL94001.86GHz26MB(2次)1210¥118,800
MC504J/ACore 2 Duo SL94001.86GHz26MB(2次)1210¥148,800
同上オプションCore 2 Duo SL96002.13GHz26MB(2次)1467¥158,250
MacBook2010年5月発売13インチ
MC516J/ACore 2 Duo P86002.40GHz23MB(2次)1609¥88,800
MacBook Pro2010年4月発売13インチ
MC374J/ACore 2 Duo P86002.40GHz23MB(2次)1609¥108,800
MC375J/ACore 2 Duo P88002.66GHz23MB(2次)1890¥134,800

というスコア一覧です。"Air"11インチの体躯には低電圧版でも発熱量が問題になるのか、超低電圧版"Core 2 Duo"を搭載しました。最廉価モデルの CPUスコアは、"Pro"最廉価モデルの6割しかないので、CPU をガンガン使う人はやはり厳しいと感じるときはあるでしょう。普通のウェブサイトや動画サイト閲覧、オフィスソフトの操作なら不足しないレベルにはあると思います。また、"Air"13インチは、先代モデルとおなじ低電圧版"Core 2 Duo"を搭載、最上位モデルであれば、"Pro"最廉価モデルの9割の性能があります(あくまで CPU スコアを比較したときの話)。


GPU ベンチマーク
"MacBook Air"のグラフィック能力-アップルサイトより
"MacBook Air"先代モデルは"GeForce 9400 M(G)"を、現行モデルは"GeForce 320M"を搭載しています。上の画像のように、アップルのサイトでは「一世代前のMacBook Airに比べ、パフォーマンスが最大2倍以上も向上」と紹介しています。また、製造プロセスが 65nm から 40nm に微細化しており、消費電力が低減されています。

GPU のベンチは notebookcheck というノートPC用ベンチスコアを紹介するサイトがあるのでこちらも引用します。これも一部ウインドウズ用ベンチですが、性能比較には分かりやすいので。

ベンチ種類GeForce 9400 M(G)GeForce 320M
3DMark 0530027358
3DMark 0617334508
PCMark Vantage
Gaming Score
24253032
Cinebench R1022313419

2倍以上性能向上が見られるスコアもあれば、20%程度のものもありますが、おおむねアップルの主張どおりというところでしょうか。


ちなみに"Air"で3Dゲーム使用という人はあまりいないでしょうが、Notebookcheck では"Left 4 Dead"、"Call of Duty: modern Warfare"、"Crysis"、"World of Warcraft"、"Counter Strile"などのゲームベンチも紹介しているので、ゲームができるか気になる人はどうぞ。同サイトも説明していますが、このスコアはGPU 専用メモリ搭載量や CPU 、メモリ量に大きく左右されるので、参考程度に。


MacBook Air 11インチと MacBookPro 13インチ(最廉価モデル)の比較
-MacBook Air
(MC505J/A)
MacBook Pro
(MC374J/A)
CPUCore 2 Duo SU9400P8600 2.4GHz
メモリ2GB(最大4GB)4GB(最大8GB)
ストレージ64GB SSD250GB HDD(5400 rpm)
GPUGeForce 320M
液晶ディスプレイ
LEDバックライト
11.6インチ-1366×76813.3インチ-1280x800
バッテリー最大5時間(WiFi環境)最大10時間(WiFi環境)
光学ドライヴオプション:外付け8倍速2層記録式SuperDrive
(DVD±R DL/DVD±RW/CD-RW)
USB 2.0ポート×2
FireWire 800ポートなしあり(×1)
SDカードスロットなしあり(×1)
キーボードバックライト無しバックライトあり
ボディアルミニウム
Ethernet有線LANは別売りアダプタ要10/100/1000BASE-T(ギガビット)
重量1.06kg2.04kg
価格¥88,800¥108,800

注意したいのは、「Air」のメモリ増設は、基本的に自分では出来ないそうです。「Air もメモリは4GB 欲しいな」とアップルストアでメモリを4GBに増やすとプラス1万80円で、98,880円。そうなると、低価格店で「Pro」を買った方が安くなるので、ちょっと悩むところ。

しかし、Air のスペシャル感は魅力。CPU パワーについても、11インチの超低電圧版は比較すれば性能が劣るものの、普通に使う分には十分だろうし、SSD 搭載の体感速度向上は一度体験すると HDD に戻れない爽快感があるので、
  • CPUパワーを必要としない人
  • 数100GB のストレージを必要としない人
にはけっこうオススメです。

2010年5月モデル MacBookのCPU とグラフィックス性能
新型 MacBook Pro(2010年4月発売)の Corei5 / Core i7 の性能比較
新型 MacBook Pro(2010年4月発売)のグラフィック性能

MacBook Air - アップルストア
13インチMacBook Pro - アップルストア